今週25、27、29日の3日間、高校サッカー選手権阪神支部予選2次リーグの
各試合が行われ、甲山高校サッカー部も大会に臨んでいました。ゆうやくんたち
3年生にとっては最後の公式戦大会ということになります。従来、ほとんどの3年は
春の総体が終わった時点で引退して受験勉強に専念する、というのがパターンだった
のですが、今年の3年生は部員8人全員が現役に残ってこの大会を迎えました。
それだけに各部員のこの大会に向けての思いも非常に強かったものと思います。
私たちも彼らの最後の雄姿を見届けよう、と会社を休んで観戦に行っていました。
25日、宝塚西高校との初戦は非常に熱戦となりました。同校は1部リーグ、
甲山高校は3部リーグですから格上の相手ですが、甲山高校は非常に動きも良く、
どちらかというと押し気味に試合を進めていました。こんなに強い甲山高校を見た
のは初めて、です。しかし、何度もあったチャンスに得点を決めきれず、また
非常に不運、としか言いようのない失点があって試合は0−1で敗戦となりました。
でも、最後の最後まで緊迫した、声も良く出た、そして動いたいい試合でした。
本当に少しの運、の差が勝敗を分けた試合だったと思います。
27日には伊丹西高校と対戦しました。伊丹西高校は春の1部リーグに優勝した
強豪校ですが、この試合に負けると2次リーグ敗退が決まってしまう甲山高校、
また引退が決まってしまう3年生は、絶対に勝ちたい、という闘志にあふれて
試合に臨んでいました。そして試合は白熱したものになりました…前半先制した
のはなんと甲山高校です。しかし伊丹西高校も得点して前半は1−1で折り返し、
後半もお互いに得点を狙いあう緊迫したゲームが続きました。そして…後半32分、
ついに相手のコーナーキックから得点を許し、そのまま1−2でゲームセットと
なりました。試合終了後、チームメンバーは沈み込んでいました…死力を尽くした
のに結果が伴わなかったのは本当に残念だったね。でも、すごい試合を見せて
もらったよ。本当に見に行ってよかった、応援できて良かったと思います。
そして29日、リーグの最終戦の宝塚東高校戦が行われました。甲山高校は、
高校からサッカーを始めた控えの選手達も含め、3年生が全員先発して最後まで
プレイしていました。3年の引退試合、ということでしょう。さすがにチームと
しての力は大幅ダウンでしたのでスコアは“ご愛嬌”と言わざるを得ない形になり
ました。…でも、今まで苦楽を共にしてきた同期の仲間と最後にプレイしたい、
というのが彼らの望み、彼らの選択だったでしょうからこれはこれでいいのでは
ないか、と思います。試合終了後、選手たちは最後の試合を勝利で終われなかった
事を本当に悔しがって、また自分の働きが足りなかったことを悔やんででしょうか、
号泣していました…「手加減してやったんだから」ぐらいに負け惜しみを言って
いればいいんだと思うんですけれど、やっぱり純粋なんですね。
うん、最後までめげることなく良く戦ったよ。おつかれさま。
…本当にいい仲間たちだったと思います。決して特に真面目、というわけでも
なかったですが、メンバーの仲がいい、良くまとまったチームでした。応援して
いて、チームメイト同士の言い争いやいさかいなどを殆ど聞いたことがなかった
のもとても嬉しいことでした。この予選リーグでも、メンバー全員が、少しでも
長くこのチームでサッカーを続けたい、という思いにあふれてプレーしていたの
が良く分かりました。栄光には縁がなかったかもしれないけれど、君たち本当に
高校時代にこのチームで一緒にサッカーをした事を誇りに思っていいと思うよ。
私たちは、この6年間ゆうやくんのサッカー部の活動を週末ごとに見に行くことを
本当に楽しみにしてきましたが、それもこれで一区切り、です。でも、子どもたち
は人生の区切りを次々に通り抜け、又新しい明日を切り開いていきます。
また、新しい生活が始まり、そして新しい楽しみが生まれることでしょう。
今度は何かな?と楽しみにして前を向いていくことに致しましょう。
土曜日の夕刻には西宮北高校の吹奏楽部は大社小学校のたそがれコンサートに
出演し、“チェリー”と“勝手にシンドバッド”を演奏していました。3年生が
先月のコンクールで引退したので、1、2年だけの新バンドのデビューです。
かなちゃんも、もうトランペットパートの中堅どころ、というか主力という感じ
だったね。…こっちはまだたっぷり楽しませてもらえそうです。(^^)

http://letusbetogether.shimizuk.co.jp/aboutkids3.htm